庭にグラベルフィックスと砂利敷きをする場合の費用はいくらかかる?

「庭にグラベルフィックスと砂利敷きをしたいんだけど費用はどのくらいかかりますか?業者にお願いした場合とDIYでやって場合の費用の差も知りたいんだけど」

そんな疑問にお答えします。

今回は庭にグラベルフィックスと砂利敷きをした場合の費用について説明していきます。

当社、石黒建材でもグラベルフィックスの取り扱いを始めまして、砂利敷きを検討している人にグラベルフィックスの良さを知ってもらうために記事を書きました。

施工を業者に頼む場合とDIYの場合の費用の差や、それぞれの注意点も紹介するのでぜひ参考にしてください。

グラベルフィックスの費用について

グラベルフィックスには2種類あって、グラベルフィックスプロと、グラベルフィックスライトがあります。

この2つの違いは厚みで、グラベルフィックスプロのほうが厚みがある分価格も高くなっています。

  • グラベルフィックスプロの本体価格:5830円/税込。
  • グラベルフィックスライトの本体価格:4950円/税込。

といった価格で販売されていて、業者に施工を頼むと、耐久性などの面からほぼグラベルフィックスプロが使われます。

なので今回についてはグラベルフィックスプロを例に、施工にかかる費用を解説していきます。

グラベルフィックスプロと砂利敷きを業者に頼む場合の費用は?

結論から言うと、グラベルフィックス1枚0.9㎡あたり、約8500円〜9500円/(税抜)ぐらいかかります。

理由は下記のような工事が発生するからです。

  • 掘削工事 0.9㎡:1500円
  • 路盤工事 0.9㎡:800円
  • 敷砂:転圧工事:0.9㎡:300円
  • グラベルフィックスプロ本体価格0.9㎡:5830円
  • グラベルフィックスプロ本体敷設工事0.9㎡:1100円
  • 6号砕石敷設・転圧(材工):0.9㎡:900円

合計:0.9㎡ : 9100円

※工事費用はすべて参考価格で、施⼯地域によって砕⽯の種類や路盤深さなどは各地域によって変動します。

グラベルフィックス〜砂利敷きまでの工事の手順ですが、まず地面を平らにしなければなりません。

地面を平らにしなければグラベルフィックスが安定して敷設できないからです。

地面を平らにするには、地面を掘る堀削工事、地面を固める路盤工事と転圧工事が必要になってきます。

この工事を終えて地面が平らになったところで、グラベルフィックスプロを敷設する工事に入ります。

そしてグラベルフィックスプロが敷設できたら、砂利敷き・転圧をして完了となります。

グラベルフィックスプロの工事費用を抑えるには?

工事費用だけを見ると「結構かかるな…」と思う人も多いかもしれません。

そこでグラベルフィックスプロの費用を安く抑える方法について考えてみました。

下記の3つです。

  • ① グラベルフィックスライトにする
  • ② 砂利を安く仕入れる
  • ③ DIYをする

それぞれ詳しく解説します。

① グラベルフィックスライトにする

グラベルフィックスライトにすれば、1枚:0.9㎡あたり700円費用を抑えることができます。

序盤で説明しましたが、プロとライトの差は高さ(厚み)の違いです。

グラベルフィックスプロ ハニカムの高さH=32mm 

⾞両⽤の商品。砂利を充填していない状態で約100t/㎡の耐荷重。

グラベルフィックスライト ハニカムの⾼さH=26mm

歩⾏⽤の商品。砂利を充填していない状態で約60t/㎡の耐荷重。

もし、車の乗り入れがない場所でしたらグラベルフィックスライトを選ぶと良いですね。

② 砂利を安く買う

業者に工事を頼むと、砂利の材料費も込み込みのケースがほとんどです。

そこで、砂利は自ら安いところで買うというのも一つの方法です。材料費を安く抑えられば工賃のみで済みますからね。

ただし、グラベルフィックスプロの推奨している砂利のサイズは「3~16㎜」で、1枚に対して約50kgの砂利が必要です。

サイズや量を間違わないように注意しましょう。

業者によってはこういうケースは受け入れてくれない所も多いので、必ず相談してから決めてください。

③ DIYをする

どうしても予算的に難しい場合には、DIYをしましょう。

DIYであれば、グラベルフィックスの商品代、砂利の材料費、工具のレンタル代で費用が済みます。

  • 掘削工事 0.9㎡1500円
  • 路盤工事 0.9㎡800円
  • 敷砂:転圧工事:0.9㎡300円

が省けます。

DIYなら、グラベルフィックスプロ本体価格0.9㎡:5830円+ 6号砕石0.9㎡500円=0.9㎡:6330円まで費用を落とすことができます。

スコップで地面を掘削作業をして、転圧機(プレート)、もしくは転圧棒(タンパー)をレンタルして地面を平らに転圧する、できない作業ではありません。

グラベルフィックスのDIYについては下記の動画で詳しく解説しますので、そちらも参考にしてみてください。

グラベルフィックスのメリットとデメリット

グラベルフィックスプロの本体価格0.9㎡:5830円は、決して安い商品ではありません。

ですが、費用だけで判断しないほうが良いです。グラベルフィックスには沢山のメリットがあり、将来的な目で見ても採用したほうがいい理由が多いからです。

そこでグラベルフィックスのメリットをまとめてみました。

グラベルフィックスの7つのメリット

1.砂利の飛散が防げる

砂利の飛散を防ぐことができます。

景観が変わることなく砂利も補充といった手間も大幅に省くことができます。

2. わだちやくぼみができない

グラベルフィックスの上に敷き詰めた砂利には、轍(わだち)やくぼみができません。

ハイヒールでも歩け、車椅子、ベビーカー、杖をついたお年寄りからお子様も安心して歩くことができます。

3. 排水性が高い

砂利は浸透するので水たまりができません。

雨水を地球に返すことができるので環境面でも優れています。

4.雑草の抑制効果がある

雑草の抑制効果もあります。また砂利はヒビ割れもなく、自然素材なので退色もありません。

メンテナンスの手間を減らすことができます。

5.耐久性が高い

グラベルフィックスプロは特殊なハニカム構造で出来ていて、単体で約100t/㎡、砂利を敷いたあとは250t/㎡以上の垂直荷重に耐えられます。

大型車両のトラック・自動車・バイクでも乗入れ可能です。

また、裏面には68g/m²(30g/m²)の不織布がついているので、敷設の際の安定性も確保されています。

6. 施工がカンタン

地面を平らにさえすれば後は置くだけなので、余計な取り付け部材は必要ありません。

曲線でも、障害物でもノコギリで簡単にカットできるのでDIYでも可能な商品です。

7.環境に良い

原料は高品質なポリプロピレンで再生可能な原料です。持続可能な完全循環型製品です。

また表面温度の面で太陽の照り返しが少ないのでヒートアイランド防止につながります。

グラベルフィックスのデメリット

反対にデメリットは何かと言われたら、下記の3つが挙げられます。

  1. 費用が高い
  2. 防犯砂利は使えない
  3. 完全に動かないわけではない

費用についてはご覧になられたと思いますが、決して安い商品ではありません。

予算が合わない方も中にはいるかもしれません。

また防犯砂利はグラベルフィックスに向いていません。

防犯砂利は砂利同士がこすれあわさったときに音が鳴る砂利なので、固定されてしまうグラベルフィックスには不向きな商品です。

それと、完全に砂利が動かないわけではないという点も覚えておいてください。

固定はされますが環境や状況により少しは動いてしまいます。

以上の通り、グラベルフィックスにはメリットもあればデメリットもあることを知っておきましょう。

その上で、費用を踏まえて採用するべきものかどうか判断してみてください。

グラベルフィックスのメリット・デメリットについては下記の動画でも詳しく解説しています。

まとめ

今回はグラベルフィックスの費用についてまとめてみました。

グラベルフィックスは決して安い商品ではありませんが、砂利敷きに使用するにはメリットが沢山ある最強の商品です。

業者に頼めば綺麗に仕上げてもらえるので安心ですが、どうしても予算的に難しい場合にはDIYに挑戦するのも一つの方法です。

この記事を読んで、沢山の人にグラベルフィックスを採用してもらえるきっかけになってくれたら嬉しいです。

>>グラベルフィックスの販売サイト「砂利プラス」

それでは今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。