「庭に砂利を敷きたいのですが、自分でDIYする場合どんな手順ですればいいでしょうか?また費用はどれくらいかかるでしょうか?」
そんな疑問にお答えします。
お庭のリフォームで自分で砂利敷きをしようと思ったとき、どんな風にやればうまくいくか分からない事が多いですよね。
それにどれくらいの費用がかかるのかも知りたいところ。
そこで今回は、一般のお客様へ砂利を長年販売してきた当社が、砂利敷きのDIYの手順や費用について解説します。
砂利敷きを自分でDIYする手順
砂利敷きのDIYには、まず準備と計画が必要です。
手順については下記の通りです。
- 砂利を敷く場所の面積を出す
- 砂利の量を計算する
- 砂利の種類を決めて購入する
- 砂利敷きの道具を購入する
- 砂利敷きをする
それぞれ深掘りして解説をしていきます。
1.砂利を敷く場所の面積を出す
まずは砂利を敷く場所の面積を出します。
メジャーで敷きたい場所の縦と横を測って平米数(㎡)を出します。
変形しているところは、おおよそで計算します。
ちなみに、おおよそで面積を出すときは多めに計算するようにします。
そうすれば砂利が足りないというケースを防げます。
敷きたい場所が転々としている場合は、それぞれ面積を出して合算します。
2.砂利の量を計算する
面積を出したら、次は砂利の量を計算します。
砂利の量を計算するには、砂利を敷く厚みを決めます。
ちなみに、場所によって適正な厚みというのが変わってきます。
人が歩く場所
お庭や外構だったり、人が歩くだけの場所であれば、3cm〜5cmくらいの厚みがあれば大丈夫です。
駐車場や車道
車が通る場所は厚みがないと沈んだり凹んでしまうので、10cmくらいの厚みは必要です。
ちなみに駐車場や車道には加工された砂利よりも、安価で買える砕石がおすすめです。
厚みが決まれば、必要な砂利の量が計算できます。
計算方法は下記の通りです。
1平米の場所に1cmの厚みで敷く場合、およそ10L(リットル)とされています。
1㎡×厚み1cm=10L(リットル)
といった計算になるので、縦と横、決めた厚みによってリットル数を出します。
例えば、20㎡の広さに厚み5cmで敷くとなった場合、
面積20㎡×厚み5cm×10L=1000L(リットル)の砂利の量が必要になります。
おおよそ6L=10kgという重さなので、市販の砂利などはkgで売っているので計算して必要な砂利の量を計算します。
1000Lであれば、1000L÷6L=1660kgとなります。
もし計算方法が分からないといった方は、こちらの動画も参考にしてみてください。おおよその必要量が分かります。
3.砂利の種類を決める
必要な砂利の量が分かったら、砂利の種類を決めます。
砂利によって価格が違うので、広い場所に敷く場合は大量に必要になるので予算オーバーにならないよう注意が必要です。
ちなみに砂利の種類よりも、砂利を買う場所によって価格が違うことも知っておいたほうが良いです。
費用の目安として、例えば庭敷きに人気な白砂利はホームセンターだと15kg1袋348円で売っています。
1袋15㎏の袋詰めで仮に5平米5㎝で敷くとすると、約500㎏は必要です。袋数で33袋、11,484円かかります。
ちなみに当社のような建材屋で買った場合、30kg1袋400円ほどで購入できます。
500㎏だと、16袋6,400円です。
しかも建材屋さんなら有料で配送もしてくれます。車で引き取り荷下ろしは大変ですよね…
小口で買う分にはホームセンターのほうが安いし種類も選べますが、量が多ければ多いほど建材屋で買ったほうがお得なのです。
また通販で砂利を売ってたりしますが、砂利が重い分、配送料が気になるところです。
もしお近くに砂利を売っている建材屋さんがあるなら、建材屋さんに相談してみることをおすすめします。
4.砂利敷きの道具を購入する
砂利敷きには砂利以外にも必要な道具があります。
必要なものと費用の目安は下記の通りです。
- 防草シート:1平米500円ほど
- 固定ピン:10本800円ほど
- 固定テープ(貼り合わせ用のテープ):500円ほど
- トンボ(砂利均し用):3000円ほど
- 鎌またはクワ(雑草除去用):500円ほど
- 除草剤:800円ほど
- 金づち(防草シートのピン打ち付け用)
- ハサミ(防草シートをカットする用)
- メジャー
後で、砂利敷きの手順でも説明しますが、砂利を敷く前、敷く作業の際に必要な道具ですので、手元にない場合は揃えるようにしましょう。
5.砂利敷きをする
砂利と道具を揃えたら、いよいよ本番の砂利敷き作業です。
砂利敷き作業の手順は下記のとおりです。
- 草むしり
- 地面をならす(固める)
- 防草シートを敷く
- 砂利を敷く
それぞれの作業内容について解説します。
①草むしり
草むしりは根が残らないように取ります。このあとに防草シートを敷いても突き抜けて芽が出てきてしまうこともあるからです。念入りに草むしりをしましょう。
また除草剤を使うのも良いですが、効果が出るまで1週間以上かかるので、砂利敷きをする1週間前以上から除草剤を撒いておきましょう。そして枯れ草を綺麗にしてから次の工程に移ります。
②地面をならす(固める)
地面を平らにして固めます。
平らにして固める理由は、土中の空気を抜いて沈まないようにするためと、水たまりができないようにするためです。
足で踏み固めるのも良いですが、ベニヤ版などを使ってその上から踏み固めると良いでしょう。
また敷地が広い場合には、転圧機(プレート)をレンタルして行うと効率が良いです。ホームセンターで1日2000円〜くらいでレンタルできます。
③防草シートを敷く
砂利の間から雑草が生えてこないように、防草シートを敷いていきます。
シートとシートは重ねるようにしてテープでつなぎ目を貼ってから、土にピンを打ってとめます。めくれないようにシートとシートは10cmくらい重ねるようにしましょう。
④砂利を敷く
砂利を敷いていきます。手でならすと大変なので、トンボやスコップなどを使って砂利を均一にならして完成です。
業者にお願いしたら費用はどれくらいかかる?
ここまで砂利敷きのDIYの手順について紹介してきました。
正直言ってけっこう大変です。
敷地が広くなればなるほど重労働の作業は増えていきます。
そこで、もしDIYではなく業者にお願いしたらいくらぐらいかかるのでしょうか。
一般的な砂利敷きの業者価格は、1㎡当たり2000円〜7000円前後です。
庭20㎡だとしたら、4万円〜14万円ほど。
業者によって費用が違うのもありますが、お住まいの地域や立地、庭の状況、砂利の種類によっても相場が変わります。
だったらDIYのほうが安そうと思うかもですが、砂利敷きに必要な道具などを揃えることを考えると業者に任せてしまうのもアリです。
砂利敷きのDIYはわりと大変なので、一度見積もりを取ってみて、安ければ任せる、高ければ自分でDIYに挑戦してみるなど判断するのも良いと思います。
まとめ
今回の内容をまとめます。
砂利敷きのDIYの手順については下記の通りです。
- 砂利を敷く場所の面積を出す
- 砂利の量を計算する
- 砂利の種類を決めて購入する
- 砂利敷きの道具を購入する
- 砂利敷きをする
また、砂利敷きの手順は下記の通りです。
- 草むしり
- 地面をならす(固める)
- 防草シートを敷く
- 砂利を敷く
砂利敷きのDIYの費用は、砂利の種類によっても変わること、また砂利敷きの道具費用も考慮して考える必要があります。
砂利敷きは自分でDIYすることは可能ですが、以外と砂利敷きって準備が大変なこと、また砂利の運搬なども重労働になります。
DIYに挑戦する前に、業者に見積もりを取ってみてどれくらいの費用がかかるのか確認を取ってみて、どっちが良いか判断してみると良いでしょう。
それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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