「駐車場に砂利かコンクリートを敷きたいのですが、いくらぐらいかかりますか?メリットやデメリットも知りたいです。」
そんな疑問にお答えします。
新築で家の駐車場をどうしようか悩んでいる方も多いと思います。
そこで今回は駐車場を砂利敷きにするメリット・デメリット、また砂利敷きにする場合の費用についても紹介します。
コンクリートにした場合のメリット・デメリット、費用相場についてもまとめたので、比較検討の情報として参考にしてください。
砂利敷きにする5つのメリット
まずは砂利敷きにするメリットから紹介します。
下記の5つが挙げられます。
- 費用が安い
- 工事が早い
- 撤去が簡単
- 防犯効果がある
- 滑りにくく安全
それぞれ解説していきます。
1.費用が安い
砂利敷きにする一番のメリットは費用が安く済むことです。
コンクリートやアスファルトにするとなると、土地の掘り下げや砕石による土台、ワイヤーメッシュや左官仕上げなど、様々な工事が必要となり人件費や工費がかかってしまいます。
砂利敷きは業者に頼むとしても多くの人を必要としないし、DIYでも施工が可能です。
2.工事が早い
コンクリートやアスファルトが複数の工程があり固まるまでの期間を要するなど、工事期間や使えるまでの時間がかかるのに対して、砂利敷きは固まるまでの期間が必要ないので工事も早く終わり、敷いたその日から駐車場として使うことができます。
3.撤去も簡単
砂利敷きなら敷いた後でも撤去が簡単です。
将来的に駐車場として利用しなくなったとしても、撤去も簡単で、撤去費用も安く済みリフォームをすることが可能です。
4.防犯効果がある
砂利敷きにすると、人が歩くだけでもジャリジャリと音が鳴るので、駐車場内での不審者対策として防犯効果があります。
5.滑りにくく安全
雨の時に滑りやすいコンクリートに比べて、砂利敷きの場合は排水性が良いことに加えて滑りにくく安全というメリットがあります。
ちなみに砂利敷きと表現していますが、駐車場には砂利ではなく「砕石」の方がおすすめです。
というのも、砂利は丸みを帯びた小石のことで、駐車場に敷くと小石同士が噛み合わずに安定せずタイヤが沈みやすく、また走行も不安定になってしまいます。
一方で砕石のほうはゴツゴツとしていて、石同士が隙間を埋めてくれて噛み合い地面も安定、タイヤも沈みにくく走行も安定しやすいです。
駐車場に砂利敷きを検討しているなら、砕石を選ぶようにしましょう。
砂利敷きにする4つのデメリット
次にデメリットについて。
デメリットは下記の4つが挙げられます。
- 車や靴が汚れやすい
- 雑草の手入れやメンテナンスが必要
- 車を傷つける恐れがある
- 歩きづらい
それぞれ解説します。
1.車や靴が汚れやすい
砂利敷きの場合、隙間にある土やホコリなどが風で舞い上がり車を汚してしまう恐れがあったりします。
また雨が降ったときや雨上がり時に、砂利や砂利の下の土がぬかるんでいて靴を汚してしまう可能性も考えられます。
2.雑草の手入れやメンテナンスが必要
砂利敷きの場合、様々なお手入れが必要になってきます。
まずは雑草問題。砂利の隙間から雑草が生えてくる可能性があります。
その度に草むしりをするのも大変なので、砂利の下に防草シートを敷いて対策をする必要があります。
また砂利の間に落ち葉やゴミが紛れ込んでしまうと掃除するのがけっこう大変です。
それと駐車場で車が頻繁に出入りすると、砂利がだんだんと減ってきたり、窪みや凹みができたりします。
砂利を足す作業や穴埋め工事が必要になるという、メンテナンスが必要になってくるのがデメリットと言えます。
3.車を傷つける恐れがある
砂利敷きの駐車場は、飛び石が心配になります。
例えば勢いよく車を動かした場合、タイヤが巻き上げた小石が跳ねて別の車や外壁を傷つけてしまう恐れもあります。
飛び散る小石対策には?
飛散防止マットを使うか、専用スプレーで砂利を固める、という方法が有効です。
飛散防止マットを敷くことで、ハニカム構造という正六角形の構造のおかげで、砂利の量を減らして飛散を防ぐことができます。
またウレタン樹脂などの液体で砂利同士をくっつけて飛散を防ぐ方法も有効です。スプレータイプのものが売っているので、すでに敷かれた砂利に吹きかけることが可能です。砂利がくっつくことで太陽の光も遮ってくれる効果も出るため雑草対策にも役立ちます。
4.歩きづらい
砂利はコンクリートに比べて不安定なので歩きづらいというデメリットもあります。
車以外で人や自転車などが走行する場合には、女性のヒール靴、ベビーカー、自転車などは砂利に埋まりやすく走行しづらい可能性が出てくるでしょう。
コンクリートにするメリット
次に比較として、コンクリートのメリットを紹介します。
コンクリートにする1つ目のメリットは、見栄えが良いことです。
コンクリートは地面がスッキリとするので、家や外観に合わせやすく明るく見えます。
2つ目のメリットは、汚れや傷の心配がないこと。
雨の日でも靴が汚れる心配はないですし、ぬかるみや飛び石も発生しないので、タイヤの汚れや傷なども起こりません。
また3つ目のメリットは、丈夫なことです。コンクリートは耐久性が高く凹みなども発生しないので、メンテナンスが必要ないというメリットもあります。
コンクリートにするデメリット
一度敷いてしまえばメンテナンスが要らないコンクリートですが、その分、工事費用が高額になること、撤去が大変というデメリットがあります。
コンクリートはDIYでは難しいので、業者に頼むことになりますが、工事費用は数十万円とかかってきます。
また工事期間も長くかかり、工事後の固まるまでの期間も要するので、工事開始から2週間くらいは使うことができません。
将来的に駐車場をなくす場合などもコンクリートを撤去するのも大変な作業になります。
それにコンクリートは雨の日は滑りやすく、真夏の照り返しもキツいので注意が必要です。
砂利敷きとコンクリートの費用相場とは?
では、砂利敷きとコンクリート、費用はどれくらいかかるものなのでしょうか。
仮に、2台分の駐車場25㎡の広さを工事するとなった場合の費用相場について調べてみました。
砂利敷きの費用
砂利敷きの場合は業者に頼むか、自分でDIYするかで費用が変わります。
業者に依頼する場合は、1㎡2000円〜5000円くらいかかるので、25㎡だとおおよそ50000円〜125000円くらいはかかってきます。
業者の費用がピンキリなのは、立地条件や敷く場所の状況、砂利の種類などで変わってくるからです。
DIYの場合なら基本的には砂利の購入費用だけで済むので、例えばホームセンターでは白砂利15kg1袋が400円くらい、建材屋だともっと安くて30kg1袋400円で売ってたりします。
駐車場に砂利を敷く場合は厚みは10cmはとる必要があるので、25㎡ぐらいだと3000kg以上は必要となり、砂利の費用は40000円くらいになります。
ただ、広い駐車場だと砂利敷き作業はかなり大変なので、業者の見積もりを取って検討してみたほうが良いです。
コンクリートの費用
25㎡にコンクリートを敷く場合の費用相場は、20万円〜35万円前後になります。
費用に幅が出てくるのは、仕上げ方法の差です。コンクリートの隙間に芝を敷いたり砂利を敷いたりと手を加えると費用も高くなります。
またコンクリートを流す厚みによっても費用が変わってきます。
砂利敷きとコンクリートでは費用が一桁違ってくるということは覚えておきましょう。
まとめ
今回は駐車場を砂利敷きにするメリット・デメリットについてまとめてみました。
砂利敷きにする最大のメリットは、費用の安さです。反対にデメリットは管理やメンテナンスが必要になることです。
コンクリートの場合はその反対。費用は高いですが管理やメンテナスがラクだということ。
どちらもメリット・デメリットありますが、
費用をできるだけ抑えたい場合は砂利敷き、耐久性や手間を減らしたいならコンクリートと、どちらを優先するかで検討してみてください。
それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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